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作品「ドラゴンと見る夢」のこと

何度も見る夢や随分昔の記憶など、曖昧なところが別の記憶や経験で補完されてシュールだけれど
リアルで色鮮やかな記憶になる、というのが今回の個展のテーマです。
「ドラゴンと見る夢」では、子供の頃のある体験の後何度も見た夢を題材に描きました。
亡くなった同級生がお墓のような岩場から出てきて一緒に遊ぶ場面です。
聖書の復活の場面やエジプトの神話など、幼心に見聞きしたことの断片が願い事と重なって
シュールでリアルな空間と時間を作り出したのだと思います。
トカゲは、変温動物です。
外的要因やその記憶からの影響で心の温度が容易に変わることを示すシンボルとして描きました。
ベッドで眠る子供を包むように寄り添っています。
-小倉ゆい-

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