展覧会レビューなどを発信していらっしゃるTAkさん
Blogを読ませていただいているのですが
目に付いたのが山中商会のことを書かれた朽木ゆり子さんの
ハウス・オブ・ヤマナカ
『ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商』(新潮社)
朽木ゆり子(著)
なぜアメリカの有名美術館には、日本や中国の国宝級名品が収蔵されているのか?
ロックフェラーらアメリカの大富豪を相手に超一級の美術品を商った山中商会の興亡。
【目次】
琳派屏風の謎
第1部 古美術商、大阪から世界へ(「世界の山中」はなぜ消えたか;アメリカの美術ブームと
日本美術品;ニューヨーク進出;ニューヨークからボストンへ)
第2部 「世界の山中」の繁栄(ロンドン支店開設へ;フリーアと美術商たち;
日本美術から中国美術へ;ロックフェラー家と五番街進出;華やかな二〇年代、
そして世界恐慌へ;戦争直前の文化外交と定次郎の死)
第3部 山中商会の「解体」(関税法違反捜査とロンドン支店の閉鎖;日米開戦直前の決定;
開戦、財務省ライセンス下の営業;敵国資産管理人局による清算作業;
閉店と最後の競売;第二次世界大戦の山中商会)
如来座像頭部
【朽木ゆり子氏からのコメント】
1895年、NYに小さな店を開いた大阪の美術商、山中商会は
日本や中国の美術品ブームに乗って、あっという間に
ボストン、シカゴ、ロンドンと店を広げ、ロックフェラー家からイギリス王室までを
顧客とする世界一の東洋美術商になりました。
山中商会の存在がなければ、日本美術はこれほど外国に浸透しなかったでしょう。
しかし第二次世界大戦によって敵国企業となった山中商会の運命は一変します。
全店舗が閉鎖、また美術品は全点が押収・売却され、
山中の名前は歴史の藻屑と消えました。
これまで、山中商会の名前は世界中で知られていましたが、
具体的な活動は「謎」でした。
本書はアメリカ側の資料を徹底的に調べて、
山中商会が果たした歴史的役割を描き出した壮大なドキュメントです。
『ハウス・オブ・ヤマナカ』(新潮社)刊行記念
〈タイトル〉消えた世界的古美術商「山中商会」
〈サブタイトル〉日本美術の海外伝播に果たした役割
ニューヨーク在住の著者と気鋭の日本美術史家が語る
〈出 演〉 朽木ゆり子さん、山下裕二さん
〈日 時〉 2011年9月26日(月) 午後7時開演(6時30分開場)
〈会 場〉 新宿・紀伊國屋サザンシアター / 紀伊國屋書店新宿南店7階
〈料 金〉 1,000円(全席指定、税込み)
〈前売取扱い〉
キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)発売中
紀伊國屋サザンシアター(新宿南店7階/受付時間10:00~18:30)
〈電話予約・問合わせ〉
紀伊國屋サザンシアター( 03-5361-3321 /10:00~18:30)
=TAkさんBlog「弐代目・青い日記帳」から転載=
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2613
本を読むのはもちろんのこと是非トークショーにも行って
話をお聞きしたいですね
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