exhibition

小林麻菜『 あたしは、世界に向けて虹を吐いていたい』 2011年5月10日~6月5日

小林麻菜 

『 あたしは、世界に向けて虹を吐いていたい』

2011年5月10日(火)~6月5日(日)

12:00-19:00 ※月曜定休

多摩美術大学版画科で、銅版画を主に制作してきた。
細かく描く事が、じめじめしいているこの感じが好きだった。
そして、どうせ自分はそんな人間だとも思っていた。
人間嫌いで、一人でいる事を好んでいた様に思う。
特に、何か大きなキッカケがあった訳ではない。
でも、もう闇の世界は描いていて出尽くして来た様に思う。
まだまだ、世界の事も、社会の事も、アートの事も知らない事だらけだ。
一人で出来ることって、本当に微量だ。

不景気で、就職先もない、いつリストラされるか分かったもんじゃないこの時代。
金儲けの話がコロコロ転がり、騙し、騙されの世界が本当に身近にある。

そんな世界も全部ひっくるめて、吹き飛ぶくらいのどでかい花を見せてやりたいと思った。
真っ黒い世界も、大きな花で、ド派手に飾ってやりたい。

そして、いつか気付いて欲しいとも思う。
好きな事だけして、好きなだけお金が手に入って、時間もたっぷり手に入るという甘い言葉。
そんな世界の人たちに、この声は一体いつ届くのだろうか、、、

だから、おおきくおおきく末端まで届ける気持ちで、このタイトルをつけた。

色鮮やかな世界が自分も観たくて、今回企画した。

観た人の心に、大きくても小さくても何かしら花咲いて、今後も育って行ったらと思う。

-小林麻菜-

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