blog

ご来廊ありがとうございました。

先日、平塚市美術館の担当学芸員が小田薫展を観に来ていただきました。
以下、投稿されたコメントを転載させていただきました。

26日、ガルリアッシュで小田薫展を拝見しました。
過去の蔵のシリーズは彫刻としてのマッスがあり、技術にイヤミがないところがいいですが、
今回は蔵が橋でつながっていて、空間の広がりを感じました。
また橋は木でできていて、そのわりに金属の蔵と素材の違和感がなくこれからすすむ可能性を感じました。
展示はあと2点あり、一つははじめ椋(むく)と聞き間違いをして、ついに木で制作されたかと得心しましたが、
金属の無垢とのこと。これまでの作品と作風を違えて、素っ気ないすべすべな表面だからこそわれわれをひきこむような余地があり、
あらたな作家のすすむ道を感じました。
タガネで穿ったような窓もあたたかい人の温度を感じ、台座から数センチ浮いているのもバランスがいいと感じました。
こちらも、作家らしい特質を感じる佳作だと思いました。
平塚の展示まであと4日。展示作品の質はもちろん、
裏方としてもよりあたたかく澄んだ世界観を出せるように尽力したいと感じた1日でした。

CIMG3749
CIMG3751
CIMG3752

This Post Has 0 Comments

Leave A Reply