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「つながりの森」へ

今展のタイトル山本愛展「つながりの森」
そのテーマの想いが作品となり展覧会場の構成となりました。

-山本愛-
テーマである「つながり」を菌糸になぞって鎚を一振り一振り打っています。
そこに流れる時間と気持ちの動きがの跡が、一つの形を作っています。
一つの形が集まることでそこは森になっていきます。
私たち人もそうなのだと、一人ひとりの時間の連なりが生きることになり、
その生きている命が幾つも集まり世界が作られていくと私は思っています。
繋がらない点はなく、それが目に見えなくても
決して独りではなく、よいこともわるいことも、
よくわからないことも、すべてがどこかへ、
だれかへつながっている。つながってしまう。
というような気分を持って制作しています。
鉄をたたくときは、日々のいろいろなことがなんというか、
どうでもよいような、大したことではないような、そんな気持ちになります。
でも、次の瞬間には 通り抜ける風が心地よくて、なんともいい気分になって、
今ビール飲んだらおいしいだろなぁとか、思ったりするのです。

写真の鉄の肌を改めて見ていて、
そういう気分の動きがそのまま鎚跡になっているのが恥ずかしいような、
面白いような気持ちになりました。

鍛鉄

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